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【失恋ショコラティエ】今のテレビドラマに求められるものは?@フジテレビ批評(2014/4/5)

4月からリニューアルされた
「新・フジテレビ批評」という番組内で

脚本家・大森美香×批評家・宇野常寛が対談。

  「今のテレビドラマに求められるのは?」


ということについて
20分くらいの時間をかけて語られていて
その中で

  ドラマ「失恋ショコラティエ」についても


結構長めに触れられていたので

ちょっと書き残しておこうかと…
(なお、内容は言い回しなど
 意訳した部分もある旨、ご了承ください)





「視聴率の低下」「若者のテレビ離れ」などの中、
「今のテレビドラマに求められるのは?」
というテーマのもと
脚本家・大森美香×批評家・宇野常寛にて
次の3点に重点を置きつつ
忌憚のないところを語ってもらう企画。


①最近のテレビドラマはどう変わった?
②何を意識してドラマを作ってきたのか?
③今の制作現場に必要なことは?


宇:宇野氏 大:大森史 ※敬称略


最近のテレビドラマはどう変わった?


宇「2つの傾向があると思ってる」

宇「1つは、
  2000年代、クドカンさんなど
  演劇やアニメなどの、隣接する違うジャンルから
  入ってきたクリエータさんが
  新しいドラマの流れを作ってくれた傾向があったけど、
  ここ2、3年は、純粋なドラマ畑の人が
  代表作を頑張って書いてる感じ」

宇「もう1つの傾向は、高齢化
  昨年、半沢とあまちゃんが流行したけど
  でも、どれもが
  ほとんどが
  40代以上がターゲットの作品。
  30代以下は割と置きざりにされている。
  今のドラマの手法で届くのは
  結局、40代以上なのかと

  ドラマファンとしては寂しい」


大「高齢化という意味では
  高年齢層に届くものを作れば
  視聴率につながるので
  そこの層が喜ぶドラマを
  作ってくださいと言われることは
  確かに多い



宇「ドラマって、
  時代の息吹を感じてきたものだと思う。
  自分の人生を振り返ったり
  このドラマ見ていた頃は
  俺はあんなことしてたなって思ってたけど
  でも、今はそんな感覚がなくなってきた」


大「自分も脚本家として
  2000年代から1人たちして
  その頃は、
  驚かせてやろう
  こんなドラマ見たことないでしょ?
  こんなに今の言葉を切り取れるんだよ
  っていう意識で作っていて
  周りにも、そういう意識の人が多かった。
  その頃は、こんなことしてやろうっていう
  冒険心があったんですけど
  最近は、やっぱり安定志向が強くて



宇「がんばってるプレーヤーも
  いらっしゃるんですけど
  10本ドラマがあったら
  7本は負けない将棋をさしてる感じが


大「それ(安定)が求められることが多いですね。
  正直ありますね





ドラマ「不機嫌なジーン」を題材にドラマについて…

大「月9で恋愛ドラマをやるなら
  その時代にしかできないドラマで
  1シーンに1回は驚かせたい
  という思いで作りました」

大「このドラマは後で賞をもらったので
  今、こうやって取り上げていただきますが、
  当時としては視聴率がよくなくて、
  ほんとは最終回、15分延長と思って
  もともと作っていた脚本を
  15分切ったんですよね。
  最終回延長がなかったので


大「そんなこともあったりしたので
  あまり冒険しすぎたりしちゃ
  いけないんだなとも思ったきっかけで
  でも、賞をいただけたりして、
  冒険するスピリットは
  忘れちゃいけないんだと思ったり」

宇「一番メジャーな月9で
  あんなアナーキーな内容を
  やっていいのかっていうくらい作品。
  恋愛ってなんだろうっていうか
  作り話だからこそ恋愛の本質というか
  なまなましさが描かれていた


大「どこかで必ず驚かそうと思って
  神経を使ってドラマを作っていた。
  その時のプロデューサには、
  ほんとに自由にやらせてもらって

  ありがたかった」

大「今は自由じゃないっていうか。
  失敗しないということが求められる。
  冒険が少なくなってきたっていうか

  原作しばりがあったりで」

宇「今はドラマが2極化してる。
  ある程度数字を度外視しながら
  独自の世界観を出している
  個性的な作品がある一方で、
  代理店の企画書が透けて見えるような
  キャラクタものや
  有名タレントの接待のような作品があって…。
  その2局の差はなぜ出てくるのか


大「たぶん、それは一方があるから
  もう一方の冒険できる作品もあるじゃないかと。
  一方があるから、
  冒険も許される


宇「なるほど。
  そういった危ういバランスの中で
  一部の志の高いドラマというか
  従来のドラマのいいところを残しながら
  今風にアップデートしている作品も
  あるっていうことなんですね


大「キャリアのあるスタッフで
  気概のあるキャストが賛同してくれれば
  冒険心のある企画が通るんだけど

  気概があっても新人の脚本家だと
  なかなか通りにくい現実はあります」

宇「プロデューサの名前で
  冒険してくるなってわかる方も
  いらっしゃいますね」



そんな中で
今回の月9「失恋ショコラティエ」について…

宇「すごいよくできてる。
  原作の少女漫画も人気だし
  とにかく、マツジュンさんだし
  しかも楽しそうに演っていて…。
  あれだけのキラキラしたイケメンが
  すごく残念なイケメンを
  すごく楽しそうに演ってる。
  その楽しさもすごく伝わってくるし、
  原作のアレンジとしても
  すごくよくできてるドラマ」

宇「そして、出来のよさもそうだんだけど、
  僕はまず『若い』っていうことが
  すごく嬉しいんですよね。
  正直言うと
  『失恋ショコラティエ』という
  題材を選んで
  あの配役でいくと
  完全にターゲットは、
  10代後半と20代向けなんですよね。
  ここまで若者に思い切って舵を切ったら
  数字は実はあれが限界なんですよね。
  でも、あれをやってくれた
  スタッフ、キャストが
  ほんとに僕は嬉しいなって思って…。
  今どき、まだドラマが
  若者を対象にして
  月9でやってくれたことに
  感動を覚えました」

大「本当に中学生とか小学生とかが
  私達がちょっとHなところを
  見ちゃって大丈夫かと
  思っていたりしたところも
  ちゃんと見て
  ちゃんと感想を持っていたりしたので
  そういう意味があるなって
  思いましたね」

宇「演出もね…。
  単に原作ものだし、
  キャラクタものなんだから
  こんな感じでいいだろうっていう
  作品が多い中
  『失恋ショコラティエ』は、
  創意工夫もすごく多くて
  スタッフがノッテやってるなぁ~
  というのが伝わってくるんですよねぇ」

大「そうですねぇ。
  スタッフも役者さんも
  すごくノッテらっしゃるな
  っていうのは
  わかりましたねぇ」



何を意識してドラマを作ってきたのか?

大「喜ばせたい、
  楽しませたい、
  驚かせたいだけ。
  生きていく上での、ほんの少しでも
  プラスになることがあればいいなって思って
  作っています」

宇「やっぱり、
  作る環境の問題が
  大きいと思うんですよね

  ドラマだけじゃなく、
  バラエティや情報番組の方が
  その傾向が強いのかもしれませんが
  今、視聴率がとれるものって
  ネットでもできるものが多いんですよ。
  ファミレスの人気ベスト5みたいな
  現実を効率よく整理してくれる
  っていう感じのものの方が需要があって
  数字がとれる傾向が今強い。
  そんな何もかも
  データベース化になっているような
  テレビ業界だから
  ドラマでは架空の世界でこそ
  できるものを作ってほしい



大「それはしていきたい。
  でも、そのためには私達(脚本家)が、
  今、きた企画をやっていくことだけで
  精一杯になってるところがあって
  私達の方が企画を作って
  持って行くくらいしないといけないと

  思っていて」


宇「そのためには、
  プロデューサが
  テレビ局の人間じゃなくても
  いいと思うんですよね。
  外注のプロデューサさんでもいいのではないか」

大「確かに。
  今のドラマ作品作りのスパンからすると
  こんなことをやりたいといって
  1つの企画を誰かと話しながら
  何ヶ月もかけて作ることが難しい」

大「局のプロデューサさんは
  春が終わったら、次のクールのことを
  すぐ考えていかないといけないので

  なかなかじっくりはできない」

宇「さらに、ドラマを作るスタッフには、
  放送枠にも介入して欲しい。
  アニメは、昔はゴールデンだったけど
  今は早朝になったり。
  それはDVDなどが売れたりすることで
  回収できたりするからで
  ドラマもそろそろ
  枠や全10回で1クールという形にこだわらず、
  オンデマンドなども利用して
  野心的な作品をもっと作ってほしい」


今の制作現場に必要なことは?

大「こんなものやってやりたいという気概。
  気持ちの問題と


大「あとは、
  テレビには偶然性があるし、
  一番近くにあるものがテレビだから
  その特性を活かして、
  今の時代によりそうものを作っていきたい


宇「僕も思います。
  もっと『テレビらしさ』を
  意識してドラマを作ってほしい。
  テレビらしさが生き延びるためには
  昔のテレビのいいところを
  どうアップデートしていくのか

  常に、テレビらしさの更新をしてほしい。
  継承と発展ですね」

大「今は、作り手が現状をどうするかで精一杯」

宇「テレビが
  情報を整理するためのメディアに
  なりさがらにないよう


大「とくに、今の若い人達に
  テレビには面白さがあるんだよ
  というのをドラマで見せていきたい


宇「期待しています」




--------------------
テレビでの対談を見ていて
少なくとも「失恋ショコラティエ」は



従来のドラマの
いいところを残しながら
今風にアップデートしつつ、
驚かせてやろう、楽しませよう
という冒険心に溢れた作品で、
かつ、テレビ離れが激しい若い層、
10代、20代を中心に30代以下を
メインターゲットにチャレンジした作品であり、
さらに、スタッフ&キャストが
その気概を感じて
ノッテ作っていた個性ある作品


そんな風に宇野さんや大森さんは
感じていたように見えました。
とくに宇野さんは、
「失恋ショコラティエ」には
かなり前のめりで、
このドラマについて熱く
語られていました


正直、単純に数字(視聴率)だけいったら
難しかっただろう最終回の15分延長も
視聴率以外の反響も
少なからずスタッフ側は
押さえていた結果

ではないでしょうか?
かつて「不機嫌なジーン」が
当初予定していた最終回15分延長を切られた経緯を
脚本家・大森さんから聞くと、
シビアでクールな世界なんだなと改めて!
そんな中で、フジドラマとしては
数少ない最終回15分延長だった「失恋ショコラティエ」は
冒険したドラマとしては合格点だったんじゃないかと。
対談を見ていて、そう感じました。




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[ 2014/04/07 00:02 ] 嵐(ドラマ)ゴト | TB(0) | CM(0)
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松本潤君はいくつになった?
ブログ筆者:kazumie
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